攻撃されている駒 と 次に攻撃する手

 

最近、少し注目するようになったのが

攻撃されている駒 と 次に攻撃する手 です。

相手から攻撃を受けた駒は防御が必要かどうか、1度は考えますが

局面が進んでいくと、攻撃されている駒に気づいてない、というようなことが

あります。


また、次に攻撃する手、というのは、文字通り、次に攻撃となる手、のことですが

これは、次に攻撃することで、有利を得られるのにその手に気づいてなかったり

サクリファイスした後、相手から思わぬ反撃を受ける場合があるため、相手が次に

攻撃してくる手を確認する、というのは役立つ場合があります。

言葉だけでは分かりづらいため、参考局面を見てみましょう。


白先手の局面


この局面をどう考えるかは、とりあえず置いといて、攻撃されている駒と
次に攻撃する手を確認します。

白が攻撃を受けている駒は f4 ポーンのみ
黒が攻撃を受けている駒はありません




白が次に攻撃できる手は
b2 → b3
d4 → d5
e4 → e5
f4 → f5
Ne2、Ne5、 Ng5




黒が次に攻撃となる手は、白がどのような手を指すかによって変わってきますが
この局面で考えれば
Na4、Nd5
Ba3、Bb4、Bc5、Be5、Bxf4、Be7、Bc7、Bb8
e6 → e5
f7 → f5
g7 → g5

ビショップはどこに動いても攻撃の手となります。
Be7 も Rd8 が d4 ポーンを攻撃することになります。

実際のゲームで攻撃する手をすべて、確認する必要はないでしょうが
チェックする手や、駒を取る手に比べ、攻撃を加える手は見落としやすいため
意識を少し高めたいです。

サクリファイスする時などは、相手が次に攻撃してくる手を確認することは
安全確認となります。

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