景色が違って見える


黒番で Sicilian Defence を使い始めて間もないですが、1つ感じることは
見覚えのある局面でも、黒側から見る局面は、白側から見た局面と異なるように
見えます。

10.h4 の局面


ivanrakocevic - hitsujyun

白から見た局面は、自分もよく遭遇する局面なので違和感ないですが
これを黒側から見ると、自分には感じ方が大分 変わって見えます。


10.h4


このゲームでは自分は黒番なので、黒が何をしようとしているか分かってますが
見慣れているはずの白の駒 配置に違和感を感じます。

白がキングサイドのポーンを進めてくることと、Bh6 で黒マスビショップ交換を
してきそうなのは分かりますが、何か違和感を感じるのです。

白側から見た時は、白が何をするか分かりやすいですが、この局面に限らず
先に進んだ局面を黒側から見た時、白が何をしてくるか分かりづらかったりします。



15.Nd5 Bxd5 16.Qxd5


上図の局面、chess.com のコンピューター分析では 16.Qxd5?? 大悪手と
なっていて、これを白側から見た時、何故 大悪手? としばらく分かりません
でした( 汗 )。


15.Nd5 Bxd5 16.Qxd5( 黒視点 )


同じ局面を黒から見た場合、16...Nb4 で 白 クイーンを攻撃しつつ
c2 にナイトとルークの攻撃が及ぶのは、気づきやすいです。

白と黒、どちらから見るかで局面の分かりやすさが違うものですね。
これまではゲームの見直しをする時は、自分側の局面からしか見てませんでしたが
相手側からも、一通り見てみると何か得ることがあるかも知れません。

コメント