位置の記憶


白先手


Total Chess Endgames に出てきた問題の途中の局面。
分析用ボードを使い、駒を動かして先の局面を確認できれば簡単ですが
頭の中で先を読んでいくと意外に難しいです( 自分 )。

駒の位置を覚えておける記憶力の良い方なら難しくないのでしょうが。




白先手


何故、自分にとっては難しいかというと、4つの駒がそれぞれ動き、駒の位置が
あやふやになるためです。駒の位置を覚えておけるなら、難しくないでしょう。

こういう問題に出くわすと、何故、駒の位置を覚えておけないのだろう?
とか、駒の位置を覚えておける良い方法はないか? と考えてしまいます。

1、2、3、4・・・と駒の動きを追っていっても、白キングが離れた位置にある
こともあり、白キングの位置があやふやになります( 右側の駒について考えているうちに  )。

正解手順を見たあと、駒の位置を覚えておく1つの方法について述べます。


白先手


初手は、1.Kc6 とキングを動かすか、1.Rh2 の2つが考えられますが
2つともダメそうで自分は分かりませんでした。

正解は 1.Rh2 の方です。
1.Rh2 Kg5 2.Kc6 h5 3.Kd5 Kg4 4.Ke4 h4 下図



この局面を見れば 5.Rg2+ で白が勝てそうなことが分かりますが
頭の中だけで考えていると 5.Rg2+ の手が浮かんできません。
せめて駒の位置をしっかり覚えておければ 5.Rg2+ に気づくかも知れません。

5.Rg2+ Kh5 6.Kf4 h3 7.Rh2 Kh4 8.Kf3 Kg5 9.Rxh3
5.Rg2+ Kh3 6.Rg5 Kh2 7.Kf3 Kh3 8.Rh5 Kh2 9.Rxh4+ など

正解できた方は記憶力が良いと思われます。

続いて、最初の局面から、どうしたら駒の位置を覚えておけるか?
1つの方法について。

白先手


頭の中だけで考えると、自分の場合、途中で駒の位置に混乱してきます。
そこで1つの方法ですが、手を動かし、実際に駒を移動先のマスに動かす動作を
行い、駒の位置を記憶します。

手を動かすことで、頭の中だけで考えるより、自分の場合は駒の位置を少し
覚えやすくなります。
また、白キングは離れた位置にあり、位置を忘れやすいですが、ボードの左半分側は
左手を使って駒を動かす動作を行い、位置を記憶します。

右手だけでなく、左手も使うことで、自分は位置を覚えやすいような感じがします。

右手  ボード右半分の駒の位置を覚える
左手  ボード左半分の駒の位置を覚える

実際に覚えるのは脳ですが、手を動かして覚えやすくします。
まだ、始めたばかりの方法ですが、駒の位置を覚えておく1つの方法では
ないかと。

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