本で tactics 問題を解くとき

時間は気にしなくてよいので、現時点では以下のようなことを考えてます。

状況把握
MKPP
守られてない駒
駒の配置

必ず見る手
check, capture, advance, threat

確認
応手を読む
安全かどうか

さらに良い手はないか
手順を変えてみる
全体を見る
別のアイデアはないか
候補手の比較

解答確認
何故不正解となったか
何故正解できたか


本にある問題ではなく、実際のゲームでは、「相手の狙いは何か?」を始めに考えてます。また、strategy として別のことも考えます。

これから本で tactics 問題を学んでいくという方は、多くのことを考えるよりも、tactics の基本パターンを覚え、パターン認識力を高めていくことの方が大事です。

初めて tactics を学ぶ本として
「チェスの第1歩。チェスの第2歩。」

がおすすめです。その後は、「チェス 魔法の戦術」「チェックメイトの技法」が良いでしょう。


状況把握
MKPP
Material
駒の損得を白黒比較します。

King Safety
キングの安全性を白黒比較します。

Piece Activity
N, B, R, Q の活動性を白黒比較します。A Guide To Chess Improvement の本では、Total Army Activity/Mobility となってますが。

Pawn Structure
ポーン構造を白黒比較します。

守られてない駒
を探して、その駒を狙うことができないか、狙われることがないか、見ます。

駒の配置
Q, R, N, B の配置を見て、主に Double Attack ができないか、されることはないか、を見ます。


必ず見る手
check
チェックする手を白黒見ます。絶対無効に思えるチェックも見ます。

capture
駒を取る手を白黒見ます。

advance
ポーンを進める手を白黒見ます。それが最善という場合があります。

threat
白黒の狙いは何か、を見ます。


確認
応手を読む
自分の指手に対し、相手がどう応手をしてくるかを読みます。

安全かどうか
意外とうっかりしやすいことです。攻撃されている駒・狙われている駒はないか、メイトになる可能性、を白黒安全確認。


さらに良い手はないか
手順を変えてみる
手順を変えたら良い手が見つかった、ということも多いですが、良い手が見つかったけど、手順を変えたらどうだろう、ということも考えます。

全体を見る
視野が狭くなると、好手や安全性を見落とす可能性があるため、良い手が見つかっても、全体を見るようにしてます。

別のアイデアはないか
良い手が見つかっても、それとは別の方法がないかを考えます。

候補手の比較
どの手が最善なのか、比較します。


解答確認
何故不正解となったか
理由を知ることで、改善につなげたいと思っている試み。

何故正解できたか
正解で満足して終わらず、どのようなことを考えて正解できたかを記録し、改善につなげられないか、という試み。


考えることが多いので、本来ならすぐに解ける問題でも、時間がかかってしまうのですが、ひとつの局面からより多くの情報を読み取るために、自分としては習慣化していきたいと思ってます。

コメント

Tocoma さんの投稿…
「何故正解できたか」を確認するところに、感心しました。自分の場合、正解で満足して終わってしまいそうです。