「ディフェンス」 ウラジーミル・ナボコフ 著
を読みました。チェスを題材とした小説を読むのはこの本が初めてだったので、何か新鮮なものを感じました。
第2章まではあまり面白く感じず少しイライラするような気持ちになりましたが、第3章からチェスの話がでてくると段々面白くなってきました。
途中から主人公がだんだんと可哀想に思えてきて「可哀想な物語」というのが一番の印象です。
ストーリーはちょっと悲しい話ですが、状況を表現する文章が、よくこういう表現を思いつくなと感心するばかりでした。私の読書力がまずしいせいか、1回読んだだけではこの本の奥深さがわからなかったので時間をおいてもう一度読んでみたいです。
読書後、訳者解説を読み、まえがきを再び読むと少し理解が高まりました。
(まえがきより)
ディフェンスを原作とした「愛のエチュード」という映画があるのを知ったので、今度見てみたいと思います。
を読みました。チェスを題材とした小説を読むのはこの本が初めてだったので、何か新鮮なものを感じました。
第2章まではあまり面白く感じず少しイライラするような気持ちになりましたが、第3章からチェスの話がでてくると段々面白くなってきました。
途中から主人公がだんだんと可哀想に思えてきて「可哀想な物語」というのが一番の印象です。
ストーリーはちょっと悲しい話ですが、状況を表現する文章が、よくこういう表現を思いつくなと感心するばかりでした。私の読書力がまずしいせいか、1回読んだだけではこの本の奥深さがわからなかったので時間をおいてもう一度読んでみたいです。
読書後、訳者解説を読み、まえがきを再び読むと少し理解が高まりました。
この物語は創作が困難だったが、私が大いに楽しんだのは、あれこれのイメージや場面を利用してルージンの人生に運命のパターンを導入し、庭や、旅や、取るに足らない一連の出来事を、チェスという技のゲームに似せて描き、さらに、とりわけ終わりの数章では、まさしくチェスの猛攻に似て、哀れな主人公の正気を支える最奥の部分をずたずたにしたところだった。
(まえがきより)
ディフェンスを原作とした「愛のエチュード」という映画があるのを知ったので、今度見てみたいと思います。
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