「焦点の歩」のような手

将棋の方はかなり前に少しかじった程度なのですが、将棋の格言に「焦点の歩」というものがあります。

将棋の格言 - Wikipedia
焦点の歩【しょうてんのふ】
ある地点に敵駒の利きが複数あるとき、そこに歩を打つことによって敵駒の利きを限定させることができるから有効なことが多いということ。


チェスの Endgame 問題をやっていて、「焦点の歩」のような手を指すと有効な場合があります。

チェスの場合は「歩」に似た役割をするポーンがありますが、必ずしも「焦点のポーン」となるわけではなく、あるマス目に相手の駒の利きが複数あるとき、そこに駒を打つことによって相手の駒の動きを制限させることができる場合があります。


「焦点の歩」のような Tactic (戦術)はチェスでは何と言うのかな~?

以下参考例です。



( Neikirch - Botvinnik, 1960 )

Black to move(黒先手です)

解答はコメント欄に記載します。

コメント

hitsujyun さんの投稿…
解答
1...Bd3!

2.Bxd3 なら 2...Qxd6

またはどちらのルークで Bd3 をとっても、2...Re1+ ( + はチェックの意味 )で、次手でチェックメイトになります。

この問題に対する着目点は、weak back rank と underprotected d6-Rook だそうで、「焦点の歩」のような手に関しては触れていませんでしたが・・・