イメージ変換

ボードを見ずに頭の中で駒を動かそうとするとき、斜めラインがイメージしづらいです。
今回の内容は「斜めライン( diagonal ) のイメージをとらえやすくしよう」 という試みです。



2 x 2 マス は頭の中で容易にイメージできます。




続いて 3 x 3 マス。一見これも容易にイメージできそうですが、頭の中でイメージするとき、白黒の色をイメージするのは難しいのではないでしょうか。




白一色にしてみました。縦と横の位置関係と a1-c3 、 a3-c1 ラインはイメージしやすいですが、a2-b3 や a2-b1 などのラインは何となく頭の中でイメージしづらいです。

四角いマスのつながりでラインをイメージしようとすると、イメージしづらい感じがします。

よって、斜めラインを点と線でイメージすることと、ボードを45度傾け、横線(または縦線)でイメージしてみます。


面白いのと何か変な感じがするかもしれません^^


今度は 4 x 4 マスで斜めラインをイメージします。同様にボードを45度傾けて、斜めラインを横線でイメージします。


慣れないうちはかえって分かりづらいかもしれませんが、4 x 4 マスにおける斜めラインをイメージできるようになると、8 x 8 マスで斜めラインをイメージするのにつながります。8 x 8 マスは 4 x 4 マスが4つ組み合わさったものだからです。

ちなみに 4 x 4 マスで a1-d4 と a4-d1 のラインはボードを傾けなくてもイメージしやすいと思います。 a1-d4 と a4-d1 ラインの交点はマスがないことを理解しておきましょう。


なんだかピンぞろのサイコロみたいですね^^;

では、いよいよ 8 x 8 マスです。


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2マス、3マス、4マスがつながる斜めラインは先ほどの 4 x 4 マスにおけるイメージの仕方でできます。

5マスがつながる a4-e8 ラインは、b5-c6-d7 の3マスの両端に1マスくっつくイメージです。というのも、斜めラインがどのマスを通るか把握するとき、4 x 4 マスにおけるラインのイメージを組み合わせて考えるからです。

同様な考え方で

6マスがつながる a3-f8 ラインは a3-b4 c5-d6 e7-f8 の2マス ラインが3つくっついいたイメージです。 

7マスがつながる a2-g8 ラインは真ん中 d5 のマスの両端に a2-c4 と e6-g8 の3マス ラインがくっついたイメージです。

8マス ラインは始めからイメージしやすいですが、同じようなとらえ方をすれば、a1-d4 と e5-h8 の4マス ラインが2つくっついたイメージになります。


イメージの仕方は人それぞれですので、自分でわかりやすいイメージの仕方が1番でしょう。ボードを傾けないほうがイメージしやすいという場合ももちろんあると思います。
私の場合は 4 x 4 マスを 45度傾けた方が、斜めラインをイメージしやすいようです。これに慣れてくれば、ボードを傾けなくても斜めラインをイメージしやすくなるような気がします。

最後に斜めラインのイメージ練習です。
次の位置にいるビショップの利きはどのマスを通るでしょうか。

Bc1, Bf1, Bc8, Bf8
Bb2, Bg2, Bb7, Bg7
Bd2, Be2, Bd7, Be7
Bd3, Be3, Bd6, Be6
Bc4, Bf4, Bc5, Bf5
Bb5, Bg5, Bb4, Bg4
Bd4, Be4, Bd5, Be5


下記リンク先の過去記事もご覧いただくと、ボードの構造をとらえやすいと思います。

マスの白黒位置
斜めライン( Diagonal )
斜めラインの把握

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