Three-Check のコツ


lichess のサイトで Three-Check Chess ( 以降 3+ と言います )  を結構やってます。
エンドゲームまで進むことは少なく、気軽にできるのと、タクティクス問題を解くような面白さがあります。

3+ である程度パターン的なものも少し感じるようになりました。

基本的なコツとしては

1. できる限り相手からチェックされないようにする
2. マイナーピース と クイーンを活動的にする

分かりやすいことですが、慣れてないプレイヤーはミスをしやすいです。

3+ で初手は何が良いかというと
1.e3
1.Nf3
1.Nc3 

などが今のところいいなと感じてます。


3+ で 1.e4 とするのは決してダメではないのですが、黒に ...Bc5 とされると、 ...Bxf2+ の可能性があるので、 1.e3 の方が無難です。コツの1つ目のように、できるかぎり相手にチェックされないようにした方が良いでしょう。


1.d4 e6


白が 2.c4 や 2.Nf3 などとすると、2...Bb4+ から次手もチェックされるため、白キングの斜め前方のマスを空ける 1.d4 も 3+ では避けた方が良さそうです。




1.g3 は通常のチェスならば全く問題ない初手ですが、3+ では黒に h7 → h5 → h4 とされると困ることがあるので注意が必要です。


1.e3 e6 2.Nf3 Nf6 3.Ng5


3+ ではサクリファイスすることが多く、白であれば Nxf7 や Nxc7+ などのサクリファイスをするので、そのようなナイトサクリファイスに警戒が必要です。


13...Ke8 の局面


bullshitness vs. hitsujyun 1-0

白ピースの方が活動的で、この後 14.Nxf7 Kxf7 15.Nd6+ で黒はリザインしました ( 下図 )。



15...Kg8 とすればもう少し粘れそうですが
15...Kg8 16.Qh7+ Rxh7 17.Bd3 Kh8 18.Nf7+
15...Kg8 16.Qh7+ Nxh7 17.Bc4 から 18.Bxe6+ などでダメそうです。

ビショップからチェックされることはポーンで防ぎやすいですが、ナイトからチェックされたり、サクリファイスされやすいので要注意です。

2回チェックを受けていて相手にクイーンが残っている場合は負ける可能性が高くなります。
ただし自分が相手に2回チェックをしていてクイーンが残っていても、油断すると相手の思わぬサクリファイスから3回チェックされて負けることもあるので油断は禁物です。


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