9/04/2011

問題を解くときに考えていること


ポーンが h2 にあれば簡単ですが、h3 にあるため、落ち着いて考えましょう。白・黒先手 両方とも。



白・黒先手を考える前に、白・黒の目標を考えましょう。

白 → ドローにすること(ドローになるとは限らない)
黒 → 勝つこと(勝てるとは限らない)

目的をハッキリさせたらスタートです。


白先手の場合

今回は解説が長いです(汗)

白がドローにするためには

ポーンをとる。
ポーンが h2 に進み、黒キングを h1 に閉じこめ、白キングが f1. f2 の動きを繰り返す(ナイトに邪魔されることなく)。

が考えられますが、実際のゲームであれば、黒は同形三復も気をつけたいところです。


白の1手目は 1.Kg3 1.Kf3 1.Ke2 1.Kf1 の4つが考えられます。どれから読めばよいか迷うところですが、結局4つとも見る必要があるでしょう。

1.Kg3 h2 2.Kf2 Ne3 3.Kxe3 Kg1 黒が勝てます。
1.Kf3 Kg1 黒が勝てます。
1.Ke2 Kg1 黒が勝てます。
1.Kf1 h2 2.Kf2 Ne3 3.Kxe3 Kg1 黒が勝てます。

結局は黒が勝つのですが、白がドローにすることを考えたのは決して無駄ではありません。


黒先手の場合

さて、今度は黒が勝つためには

ポーンを昇格させる。
ポーンを昇格させるために、キングが g ファイルにいく必要がある。
白キングを f1, f2 のマスから追い出す。

のように考えます。

時間が十分にあったり、時間を気にしなくてよければ、候補手を全て読むのでしょうが、時間に余裕がなければ、効率よく候補手を読むのが理想的です。

残り時間がわずかであれば、最善手と思えそうな手から見ていく必要があるでしょうが、ここでは下記のような方法で見ていくことにします。

1手目でポーンとキングはひとつの動きしかできないのに対して、ナイトは4つの手が考えられるので、ポーンとキングの手順から見ていく。

なおかつ、1.h2 はポーンを戻すことができないため、もっとも気をつけて読まなければならない。


1.h2 Kf1 2.Ne3+ Kf2  白キングを f1, f2 から追い出せないのでドロー

1.Kh2 Kf1 ここでナイトを動かしていっても、白キングを f1, f2 から追い出せないように思えるので、ドローだろうと見切りをつけたくなりますが

2.Kg3
ポーンが h2 ではなく h3 にあるのでこの手が可能となります。

2.Kg3 Kg1 ここで 3.h2 とすると 3...Kh1 以下ドローになるので気をつけましょう。

3.Ne3 Kh1 4.Ng4 Kg1 5.h2+ Kh1 ( 5...Kf1 でも黒勝ち )
6.Nf2#

1.Kh2 で黒は勝てるのですが、3.Kg3 を見逃しやすそうです。


解説がくどくなってきましたが、もう少しおつき合いください^^;



勉強のためナイトの手順についても見てみましょう。

1.Ne1 Kf1 2.h2 Kf2 白キングを f1, f2 から追い出せないのでドロー

1.Ne1 Kf1 2.Kh2 Kf2 3.Nd3+ Kf1 4.Kg3 Kg1 5.Ne5 Kh1
6.Ng4 Kg1 7.h2+ Kh1 8.Nf2#

実際これを全て読むのは簡単ではないと思います。黒キングを g3 に持っていけばいいことを、始めからわかっていれば別ですが。

さらに 1.Ne1 Kg3 2.h2 Kf2 こうなってはドローです。


1.Ne3 Kg3 2.h2 Kf2 これもドローです。

1.Nf4 Kf1 ( 1...Kg3? は 2.Kg1 で黒勝ち )
2.Nd3 Ke2 3.Kg1 で黒勝ち

1.Nh4 Kg3 2.h2 Kf2 これもドローです。


結果としては、1.Kh2 と 1.Nf4 なら黒が勝てます。

最後までお読みいただいたき有り難うございました。

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