愛のエチュード

原作「ディフェンス」を映画にした「愛のエチュード」を見ました。原作を先に読んでいたため、比較しながら楽しんで見ることができました。

風景がとてもきれいに描かれていて、映像美的に良かったです。後半チェスの大会シーンになると少し盛り上がってくる感じですが、もし原作を読んでいなかったら、全体を通して私はあまり面白く感じなかったかも知れません。

ですが、ネットでの評判などはなかなか良いようです。主人公ルージンの妻、ナターリアがとても美しく魅力的な役を演じているためかも知れません。

原作のイメージに1番似ていると感じたのはナターリアの両親でした。原作では主人公はもっと太っている感じでしたし、ルージンの妻はルージン夫人とか彼女という扱いで名前はあえて出ていませんでした。

映画の方のラストは原作と異なり、ちょっと話が上手すぎる感じでした。

結果的には楽しんで見ることができたので良かったです。ただ原作の方が奥が深く、文章の表現がすばらしかったです。

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